岐阜県・三重県の学生たちと関市にて長良川流域河川ごみ分布調査を実地

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イベント概要

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6月1日(土)海と日本プロジェクト岐阜が昨年度に続き、四日市大学環境情報学部の千葉教授監修のもと長良川流域河川ごみ分布調査を実施しました。

当日は、調査員として岐阜薬科大学と四日市大学の学生たちが参加。また関市環境課と環境ネットせきの方にも協力をいただきました。関市の長良川下流域から5地点(関市観光ホテル前・鮎之瀬大橋・小屋名・戸田・側島)を選び、各地点においてごみの量や組織を調べるため、ごみを回収しながらごみの種類別に計量を行いました。

長良川流域(関市内)の5地点を調査

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調査地点は、事前に実施した視察をもとに決定し、「河川ごみ調査マニュアル(国土交通省)」に従い、各調査地点において河川流れ方向約10mの帯状の範囲を代表地点として選定しました。レジャーで利用される地域や橋の周辺など、ごみが溜まりやすいと思われる場所にスポットを当てました。可燃ごみ(紙・プラスチック・木材など)、不燃ごみ(缶・ビン・危険物など)、たばこの吸い殻、流木、自然ごみなど、26種類で分類を行いました。

多用な河川ごみ

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数日前に大雨が降ったため、キャンプやバーベキューなどによる直火跡等が流されていましたが、一部、調査地点では増水により大きなごみが流されてきており、多くのごみが回収されました。

タイヤや工業用と思われるコードも各地点で回収されました。タイヤや缶は、錆びたり変形したりしていることから長期に渡り、放置され、流されてきたことが疑われました。

またどの調査地点でも、レジャーシートと思われる裂けたビニール片がみつかり、プラチックや陶器の破片も細かくなった3cm以下のものも見つかりました。

特徴的だったのは鮎之瀬大橋の調査地点。自然ごみだけではなく、投棄ごみ(衣類・たばこの吸い殻・キャンプ用品など)、灌木など多様なごみが見つかりました。

一般社団法人海と日本プロジェクト岐阜では後日、追加調査を行い、ごみの散乱状況などを記載したごみ分布マップを制作する予定です。

参加した調査員の声

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・カヌーなどのレジャーを楽しむ人が多く、海へと繋がる自然が豊かな川を守っていくことが大切だと感じた。

・レジャーシートが劣化し細かくなったものが、いろいろな場所に落ちていることに驚いた。

・場所によりごみの種類が異なり、自然ごみから人工物まで多種多様なごみがあることに気付いた。自然ごみはともかく、人の手によるごみは無くさなくてはいけないと思った。

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