長良川ごみ分布調査2024　マップ公開【岐阜県から川も海もきれいに】

海のない岐阜県から、海を守るために私たちができることは？

近年、海洋プラスチックごみが国境を超えた大きな問題となっています。
国内では流木などの自然ごみも漁業や海洋生物などへの直接的な被害を与えており、プラスチックごみを含めてその対策が求められています。
環境省の調査では、伊勢湾の漂着ごみの大半は木曽三川（揖斐川・長良川・木曽川）を含む伊勢湾流域に由来することがわかっており、内陸の岐阜県においても海に流れ込むごみの発生抑制に取り組む必要があります。

2024年度長良川ごみ分布調査は、関市を流れる清流・長良川を対象に河川区域におけるごみの散乱状況をの実態把握を目的として調査を行い、その結果をマップにまとめました。

本資料をきっかけに海洋ごみの問題について考えていただけたら幸いです。

長良川ごみマップ【2024年度　長良川ごみ分布調査】

調査内容

【調査日】
第1回調査：2024年6月1日（土）
第2回調査：2024年6月18日（火）

【調査地点】
①関観光ホテル前（関市池尻）　②左岸側　鮎之瀬大橋下（関市小瀬）
③小屋名（関市小屋名）　④戸田（関市戸田）
⑤側島（関市側島）

長良川流域（関市内）から選定した5地点において、ごみを回収しその個数を数え、ごみの分類ごとに計算することでごみの量と組成を調査しました。各地点において調査は2回実施しました。調査地点は「人が利用する地域」「橋の周辺」など、比較的ごみが溜まりやすいと考えられる特徴を有する地点とし、事前観察をもとに決定しました。

長良川ごみマップ【2023年度　長良川ごみ分布調査】

2023年度、岐阜市内の長良川流域6地点における調査結果は下記の記事からご覧ください。

2023年、2024年にかけて、四日市大学環境情報学部の千葉教授監修のもと、岐阜県・三重県の学生や関連団体の有志の方々にご協力いただき、長良川ごみマップを作成しました。

これらの活動が、海洋ごみの問題について考えたり、ごみ拾いやごみを減らすためのアクションを起こしたりするきっかけになれば幸いです。

海と日本プロジェクトin岐阜県　長良川ごみ分布調査2024
＜主催＞一般社団法人海と日本プロジェクト岐阜（事務局 岐阜放送）
＜監修＞四日市大学環境情報学部　千葉賢教授
＜協力＞岐阜県関市観光課