【岐阜県から川も海もきれいに】長良川ごみ分布調査マップ公開

海プロCFBサムネ_長良川ごみ分布調査
目次

海のない岐阜県から、海を守るために私たちができることは?

近年、海洋ごみ問題は国を越えた大きな課題となっています。環境省の調査では、伊勢湾の漂着ごみの大半は木曽三川(揖斐川・長良川・木曽川)を含む伊勢湾流域に由来することがわかっており、内陸の岐阜県においても海に流れ込むごみの発生抑制に取り組む必要があります。

「長良川ごみマップ」を作成

今年、海と日本プロジェクトin岐阜県では、岐阜市を流れる長良川の6地点において、河川区域のごみの散乱状況を把握しようと「長良川ごみ分布調査」を実施しました。

本調査の結果を「長良川ごみマップ」として資料にまとめました。岐阜県民にとって身近な長良川で観察されたごみや下流域の漂着ごみの深刻さを皆さまにも知っていただきたいと思っています。本資料は自由にダウンロードしていただけますので、河川ごみ・海洋ごみの学習や清掃活動にお役立てください。

調査内容

【調査日】
第1回調査:2023年6月10日(土)
第2回調査:2023年7月2日(日)

【調査地点】
①リバーパークおぶさ周辺②鏡岩緑地駐車場前
③高橋尚子ロード④左岸側 忠節橋下
⑤東島⑥長良川と伊自良川の合流地点

事前調査をもとに「人が利用する地域」、「橋の周辺」など比較的ごみが溜まりやすいと考えられる場所から選定した6地点において、落ちているごみを回収し、その個数を数え、ごみの分量ごとに計量することでごみの量と組成を調査しました。各地点において調査は2回実施しました。

本調査には、四日市大学、岐阜大学の学生を中心に、岐阜県・三重県・愛知県の中学生から社会人まで幅広い世代の有志の方に参加いただきました。岐阜県から参加した調査員は、漂着ごみが到達する三重県の海の状況を聞くことで、川から海へ意識をつなぐ機会となり、三重県から参加した調査員は、上流域の岐阜県の状況を知ることで、川と海のつながりをより深く感じたようでした。調査を通じて、海を守るためにはどうしたら良いか、それぞれの立場で考えるきっかけとなりました。

海と日本プロジェクトin岐阜県 長良川ごみ分布調査
<主催>一般社団法人海と日本プロジェクト岐阜(事務局 岐阜放送)
<監修>四日市大学環境情報学部 千葉賢教授
<協力>NPO法人長良川環境レンジャー協会、岐阜県廃棄物対策課 三重県大気・水環境課

お問い合わせ
一般社団法人海と日本プロジェクト岐⾩
TEL:058-264-1181(岐阜放送本社営業部内)
(平日9:00~17:00)
メール:sea-gifu.cfb@zf-web.com

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