【GIFFY FOR THE BLUE】ギッフィーと学ぶ海とのつながり

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動画で学ぶ「海のない岐阜と海のごみ」

岐阜県といえば、きれいな川や豊かな森

FC岐阜のマスコットキャラクター ギッフィーとぎふチャン東アナが岐阜市内の長良川河川敷へ。

岐阜県といえば、長良川や揖斐川、木曽川など、アユやアマゴが住むきれいな川が自慢の一つです。
ところが、川がたどり着く先の海ではとても大変なごみ問題が起きていて、これ以上海にごみを出さないために、日本財団 海と日本プロジェクト CHANGE FOR THE BLUEという活動が全国で行われています。

豊かな森や川は豊かな海を育むと昔から考えられています。
岐阜県の森や川が、海とどのような関わりがあるかを知り、海のない岐阜県から海洋ごみの問題について考えていきましょう。

長良川CFB
きれいな長良川

長良川の河原に落ちているごみはどこへ行くの?

きれいに見える長良川にも、ペットボトルや空き缶、食品容器など色々なごみが落ちています。
川に捨てられたごみはどうなるのでしょうか?

河原に落ちたごみは風や雨で川に入り、川の流れに乗ってどんどん下流に流されていき、やがて海にたどりついてしまいます。

お隣、三重県の伊勢湾には岐阜県からのごみがたくさん流れ着いています。
特に三重県の答志島には、岐阜県を含む東海3県から伊勢湾に流れ込むごみの4分の1が流れているという調査結果があります。

長良川河川敷のごみ
長良川のごみ

伊勢湾に流れるごみの現状とは?

伊勢湾には、岐阜県や愛知県、三重県、さらには長野県からのごみが流れ込んでいます。
その中でも岐阜県は面積も大きく、たくさんのごみを発生させています。

三重県は、伊勢湾に入るゴミの量は1年間に1万トンを超えると発表しています。
その中のごみの割合は、8割は流木などの自然ごみで残りの2割がプラスチックごみなどの生活ごみとなっています。

生活ごみの対策はもちろん大切ですが、流木などの自然ごみも海の生態系に影響を与えていることも、考えなければいけません。
海にはたくさんの生物が住んでおり、例えば流木が海岸に漂着することで、アオウミガメが上陸して産卵できないという問題もあります。
特に岐阜県にはたくさんの山があり、そこから海岸に漂着する流木が発生しているということも、覚えておきましょう。

台風のように強く雨が降る台風のときには特にたくさんのごみが伊勢湾に入ってます。
2018年7月の豪雨で岐阜県の山間部でたくさん雨が降った結果、伊勢湾には大量の流木やプラスチックごみが流れ着きました。
そのとき、四日市港で打ち上がったごみを調べると、岐阜県の工場や会社の名前が入ったごみが大量にあったのです。
また、岐阜県から流れている庄内川の河口で、約20万本のペットボトルが打ち上がり、回収したこともあります。

伊勢湾のごみ
庄内川のプラごみ

世界で問題になるプラスチックごみ

このように、海岸に漂着するごみ、海原を漂うごみ、海底に沈んだごみのことを海洋ごみと言います。

ペットボトルのようなプラスチックの海洋ごみは世界中で問題になっており、日本では約2万トンから6万トンも海に流れ出ているとも言われ、海の生き物に大きな影響を与えているのです。

ウミガメやクジラ、イルカなどの海の生き物が、ビニール袋などのプラスチックをえさと間違えて食べたり、ごみが体に絡まったりして、怪我をしたり死んでしまうということが数多く報告されています。

また、直径5ミリ以下になったマイクロプラスチックを魚が食べて、その魚を食べる人間にも影響する可能性があります。

プラスチックごみは自然素材ではないので、分解されるにはとても長い時間がかかり、海洋ごみは増えていくばかり。

身の回りにプラスチックでできている物はどんなものがありますか?

魚とプラごみ
マイクロプラスチック

このまま海洋ごみが増え続けてしまったら?

プラスチックのように分解されない海洋ごみが増え続けると、2050年には魚よりもごみの方が多くなるとも言われています。
美しい海にプラスチックごみがあふれて、たくさんの生き物が困ってしまうでしょう。

もし、たくさんの恵みをもたらしている海がごみでいっぱいになったらどんなことが起こるでしょうか?
未来の海を守るために何ができるか考えてみましょう。

ミライTV
海洋ごみ

海洋ごみを減らすため、私たちにできることは?

川のごみのほとんどは、まちでポイ捨てされたりごみ箱からあふれたりしたごみがが、雨や風に運ばれてたどり着いたものです。
こうして、まちから川へ、川から海へ流れ出るごみは、海洋ごみ全体のおよそ8割を占めると言われています。

どんなことに気をつければ、海へ流れ出るごみを減らすことができるでしょうか?
海洋ごみ問題を解決するためのアイデアをみんなで考えてみましょう!

  • ポイ捨てをしない
  • 落ちているごみを拾う
  • 清掃活動に参加する
  • ルールを守ってごみを捨てる
  • Reduce レデュース(むだなものを買わない、もらわない、最後まで大事に使う)
  • Reuse リユース(使わなくなったものを使ってくれる人に譲ったり、繰り返し使う)
  • Recycle リサイクル(ゴミとして捨てずに資源として再び利用する)

他にも何か思いつきますか?

岐阜県は海に接していない内陸県でも、ごみは川を流れて海までたどり着いてしまいます。
将来、生き物が暮らせない海にならないように、海のない岐阜県から未来の海を変えていきましょう!

未来の海
未来の海を守る
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